この記事ではこんな疑問にお答えします。
- 夫の浮気で離婚を決意する前に
- 離婚の条件を確認する
- 夫の浮気で離婚するための手続き
夫の浮気が発覚すると、かなりのショックや怒り、悲しみの状態にあると思います。
そんな中でもこれからのことを考えていかねばなりませんが離婚を選択する人もいるでしょう。
あなたが離婚を選択する場合、これから何をすればいいのか、何を知っておけばいいのか、未知の世界だと思います。
そんなあなたに、これからの離婚までの流れをお伝えしますね。
夫の浮気で離婚を決意する前に
- 夫の浮気の事実を確認する(証拠)
- 離婚後の生活を予想する
- 夫の本音を確認する
夫の浮気発覚からもうすでにあなたは離婚を決意してるかもしれません。
しかし少しでも早く夫と離婚したいからと急いだ結果、後悔することがないとも限りません。
まずは離婚を決意する前に確認しておきたいことをお伝えします。
夫の浮気の事実を確認する(証拠)
- 夫の浮気は事実なのか
- 夫の浮気が事実なら証拠はあるか
- 証拠が無いならまずは証拠の確保が先決
まずは基本的なことですが、夫の浮気は事実でしょうか?
万が一、あなたの勘違いということはないですよね?
夫の浮気が事実であるのなら浮気の証拠の確保が何よりも先決です。証拠も無しで浮気した夫と離婚しようとするのは夫の思うつぼになりかねません。
決定的な浮気の証拠は探偵に任せるのがベストです。
下の記事を読んで参考にしてくださいね。
離婚後の生活を考えておく
- 経済的な問題は大丈夫か
- 子供を一人で育てていけるか
- 住む場所はあるか
これから生活していくためのお金は大丈夫ですか?共働きであったのなら仕事を続けていくでしょうが、専業主婦であったのなら仕事を探す必要も出てくるでしょう。
子供を引き取ったのであればこれまでと違って母一人で育てていかなければいけません。仕事と育児の両立で手一杯になることが考えられますのであらかじめ覚悟が必要です。
今住んでいる家から出て行くのであれば、今後は実家で暮らすのか、新しい家を探すのか、早い段階でまずは住む場所を探す必要があります。
夫の本音を確認する
夫は本音ではどう思っているのか確認しておきましょう。
浮気したのはあなたが悪いのではなく性欲を解消したかっただけ、という場合も多いです。
浮気相手にどっぷりハマっている場合はあなたとの離婚を考えていてもう手遅れかもしれませんが、浮気相手は単なる浮気相手としか考えず決して妻と別れることを望んでいない場合も多いです。
離婚の条件を確認する
- 財産分与
- 親権・養育費・面会交流
- 慰謝料
夫の浮気が原因で離婚となる場合には妻にとって有利な条件で決まることが多いです。
実際に離婚となった時にどんな条件であればあなた自身が納得できるのか考えておきましょう。
財産分与
- 離婚の原因を作った夫は有責配偶者だが財産分与とは別問題
- 夫の財産分与は拒めないが慰謝料という形で調整することはできる
- 財産分与をする際はトラブルを避ける為出来るだけ専門家に依頼する
浮気によって離婚の原因を作った夫のことを有責配偶者と言いますが、財産分与において有責配偶者の言い分は聞かなくていいということにはなりません。
また後々のトラブル回避の為にも専門家に間に入ってもらいましょう。
親権・養育費・面会交流
- 子供とのかかわりが多い母親が親権者として有利
- 親権者として子供を育てるのなら元夫に養育費は当然請求する
- 面会交流は子供の利益を優先して決める
これらの条件を話し合いで決めることができたのなら必ず書面に残しておきましょう。
さらに離婚の条件の書面を公正証書にしておくことで法的な効力を持ちますので、条件が守られない場合に強制執行の手続きを取ることが可能になります。
慰謝料
- 慰謝料請求するには浮気の証拠が必要
- 慰謝料請求は夫と浮気相手の双方にできる
- 慰謝料は条件などにより増減する
夫の浮気により離婚する場合は夫と浮気相手の双方に慰謝料請求できます。
夫、もしくは浮気相手に復讐したいという思いがあるかもしれませんが、現実的には法的にできる慰謝料請求ぐらいです。
証拠を取るために探偵に支払ったお金や弁護士費用、今後の生活を新しく始めるために慰謝料請求をしましょう。
夫の浮気で離婚するための手順・手続き
- 協議離婚
- 離婚調停
- 離婚訴訟
浮気した夫と離婚するにはどんな手順で行われるのでしょうか。
まずは夫婦間の話し合いで決めていく協議離婚、上手くまとまらなかった場合に進む離婚調停・離婚訴訟を説明します。
協議離婚
- 離婚のほとんどは協議離婚で解決している
- 勝手に離婚届けを出されないよう離婚届不受理申出を出しておく
- 感情的にならないよう冷静に進める
日本で離婚する90%がこの協議離婚で離婚しています。
ただ夫婦間での話し合いですので浮気した夫に対して怒りなどの感情が出てきたりするでしょう。
しかし協議離婚するためにはお互いに冷静になって進めましょう。
離婚調停
- 協議離婚で決着できない場合、離婚調停に進む
- 離婚調停は家庭裁判所へ申し立てて行う
- 離婚調停を行うには弁護士費用などがかかる
離婚調停は夫婦の間に裁判所の調停委員や裁判官に入ってもらい離婚の決着を目指します。
できれば協議離婚で決着したいところですが、浮気が原因なだけにすんなりいかないのもしょうがありませんね。
離婚訴訟(裁判)
- 話し合いや調停で決着しない場合に離婚訴訟(裁判)となる
- 裁判所に訴えを提起して離婚訴訟(裁判)が始まる
- 裁判費用や弁護士費用がかかる
離婚訴訟(裁判)となってしまった時(その前からではある)に必要なのが夫の浮気の証拠です。
決定的な浮気の証拠があるかないかで裁判の行方は大きく違ってきます。
浮気した夫の思い通りにさせない為にも浮気が発覚したら探偵を使って確実な証拠を確保しましょう。
夫のウワキが発覚したらのまとめ
夫の浮気が発覚し、離婚を決意した場合の流れをお伝えしました。
やっぱり離婚するというのは簡単なことではありません。
離婚が決着するまでにも辛い思いはたくさんすると思います。
それでも離婚を決意し気持ちも新たに人生をリスタートするのならキッチリとケジメを付けるようにしましょう。